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出来事

Remember to Remember

「Remember to Remember」

平成24年3月1日、地域密着型サービスに位置付けられた、認知症対応型サービス「デイサービスセンター花音」は八代郡氷川町より指定を受け、4月より、ご利用者の受け入れをはじめました。
その年の1月29日には、一足先に2ユニット目の、認知症対応型共同生活介護「グループホーム花音Ⅱ」をオープンいたしました。

5月の紫陽花の咲く頃に、自分より少し年上の女性の方(Kさん)がデイサービスを利用されるようになりました。
私は、グループホームの管理者なので、時々デイを覗いては、利用者さんと顔馴染みになったり、三味線を弾きに行ったりもしていました。

Kさんは、末期癌の特定疾病の為、デイを利用されていることが分かり、年齢が近いので、慣れ親しんだ歌は、たぶん同じなら、時間をみて天気のいい日に、外でギターを弾いて懐かしのフォークソングでも一緒に歌えればと思っていましたが、事業拡張、間もなくバタバタと忙しくなり、その思いも、なかなか実現できませんでした。

しばらくデイを利用されていましたが、その後、入院され、病状は思わしくないと知らされました。
思いを叶えられずに残念で、せめて気持ちを歌にして聞いてもらいたいと思い、自分の素直な気持ちを込めて歌を作りました。
ギター演奏の音楽活動もやっている自分ですが、日頃、歌を歌うことがなく、録音には苦労しましたが、やっと、ご家族に録音したCDを渡すことができました。
2日間、自分の作った曲を何度か聴いてくれたそうですが、次の日に亡くなられたそうです。

葬儀に参列した時に、自分の作った曲が流れたのには、正直ビックリしながらも、下手くそな歌を流していただいたことを感謝の気持ちで聞くことができました。

しばらく経ち、その後も、Kさんのお母様は、デイやホームに顔を出してくださり、1周期になる前からは、「恩返し」と言いながら、お友だちの方と共に、定期にボランティアに来てくださっています。
  
「歌ってくださいよ」と言われますが、次の目標は、お母さんの前で「Remember to Remember」を歌えるようになることです。

平成25(2013年)11月7日(木)永野宏之

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